Tamako.R Episode-3 (Page-2)
多摩湖線・駅ものがたり その2
厚生村(こうせいむら)駅
S3(1928)年4月 6日 厚生村駅開業 S28(1953)年1月15日 営業廃止。
昭和14年に開業した駅ですが、何かと謎が多い駅です。駅の場所もはっきりしないし、 目的、駅名の由来も...。西武鉄道になってから、駅整理の波に揉まれてしまったようです。
それともうちの調査不足??(^^;;;;;;
駅跡の周辺には市役所や図書館が建っています。まだ営業していれば便利だったかもしれません。
厚生村駅があったっぽい場所です。写真は萩山向き。青梅街道駅
S3(1928)年4月 6日 青梅街道駅開業 H7(1995)年2月28日 駅舎リフォーム完成
開通当時からあり、今でも同じ位置、同じ形態でそのまま営業している駅です。
今となっては地味かもしれませんが、歴史の荒波にもまれずに残っていることは 多摩湖線のなかでは貴重かもしれません。萩山駅
S3(1928)年4月 6日 萩山駅開業。 S3(1928)年11月2日 本小平駅まで線路延伸。 S5(1930)年1月23日 村山貯水池(仮)駅まで線路延伸。 S33(1958)年9月16日 駅の位置を300m北よりに移転。
小平方面〜多摩湖まで直通運転S37(1962)年9月 1日 拝島線の前身「上水線」開通。この時分割併合開始?
萩山駅は今でも、多摩湖線の運転上の要。開通当時は国分寺方面にしか線路がなく、また現在より300mほど南よりに 有ったものです。村山貯水池からも、本小平(現:小平)からも国分寺駅へ直通運転できるようになっていました。
これが昭和33年になると、駅を移動して小平から多摩湖方面に向かいやすくし、架線電圧も1500Vとして直通電車を 走らせるに至りました。しかし、依然として国分寺方面の近代化が遅れていたため、国分寺から多摩湖への 直通電車はしばらく影を潜めることになります。
旧萩山駅の跡地は、今でも西武鉄道の保線事務所などが置かれています。
画像は準備中です。八坂駅
S17(1942)年10月 1日 八坂駅開業 H12(2000)年6月10日 駅舎・ホーム新築完成
昭和17年、「武蔵野鉄道」時代に開業した唯一の駅です(多摩湖線内ではね^^;)。新しめなこともあってか、 あまり手が加えられずに過ごしてきましたが、さすがに水洗式じゃないトイレも見劣りしてきたようで(^^; 駅部分で交差する府中街道が拡張される際、駅舎・ホームとも新築して線路を挟んですぐ北寄りに移りました。
今現在、多摩湖線でもっとも施設が新しい駅だったりします。(村山貯水池〈仮〉駅→)武蔵大和駅
S5(1930)年1月23日 村山貯水池(仮)駅として開業。 S11(1936)年12月30日 村山貯水池駅まで線路延伸。
やや北寄りに移転の上「武蔵大和駅」とし、交換駅化。S33(1958)年9月16日 ホーム長さの都合で交換設備を撤去。
武蔵大和駅は村山貯水池の仮駅が前身になります。本来の駅まで線路が延びたところで仮駅としては役割を終え、 周辺住民のために新駅として営業開始しました。
当初は交換駅だったそうですが、萩山駅が移転し西武新宿へ直通運転するのにともない、それまで持っていた交換設備では 4両編成の電車がすれ違えないため、新しく八坂〜武蔵大和間の一部を複線化して「回田信号所」とし、武蔵大和駅は単線とされました。
画像は準備中です。(村山貯水池→狭山公園前→多摩湖→)西武遊園地駅
S11(1936)年12月30日 村山貯水池駅開業。 S16(1941)年4月1日 「狭山公園前」駅に改名。 S26(1951)年9月 1日 終点を400mほど北寄りに移転のうえ、「多摩湖駅」として新設 S54(1979)年3月25日 「西武遊園地」駅に改名
多摩湖線の終点。当時は観光地だった村山貯水池へのアクセスポイントとして昭和11年に開通、開業した駅です。
当初は、現在よりも300m程手前で線路は終わっており、この終端部の痕跡も分かるのですが、わざわざ手前で止めたのは現:西武園線と 交差するかもしれないという問題があったとか...。その後、けっきょく西武園線は交差しなかったので線路を延ばし(^^; 現在の位置に落ち着いたのは昭和26年のことです。
南口の木造駅舎は、おそらく移転時から使われているのでしょう。相当年季が入っています。
画像は準備中です。
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