さよなら…西武101系(低運転台)-1-
2004年12月19日、日曜日。気持ちよい冬晴れの一日。
それは、慣れ親しんだ老兵の旅立ち・惜別の日でもありました。
昭和44年から西武鉄道で35年にわたり活躍してきた、101系、低運転台タイプ車両。
この日をもって、池袋線と新宿線から引退。それを記念し各種イベントが行われました。
私は幸運にも、本当に最後の101系さよなら電車(800名限定)に乗ることができました。
生まれてからずっと西武沿線在住、数え切れぬ思い出のラストを飾る記念日の始まりです。
スタートの西武園駅へ回送される101系さよなら電車。
よく見ると...あれれ?「急行灯」がついてますね!(^^)
近くで写真を撮っていたファンの方が教えてくれました。
西武園駅で、日射しをうけて最後の「旅立ち」を待つ101系の勇姿。
ふと見れば、電気連結器の黄色マーキングがこれまた懐かしいです。
駅前の踏切から、ホームから、たくさんのカメラが向けられました。
掲げられていた「旅立ち」ヘッドマークも素晴らしいものでした。やがて、長い警笛を鳴らしながら、101系は静かに動き出しました。
線路沿いには、本当にたくさんの鉄道ファンがカメラを構えています。
車内では車掌さんのコミカルなアナウンスが笑いを誘ってました(^^;)
東村山でさっそく方向転換、最後の新宿線を快走し本川越へ。
そして所沢から池袋線に入り、西武球場前駅へと向かいます。
新所沢から長く続く直線コースでは、ありったけの力を振り絞り
西武新宿線の最高速度、105km/hでの疾走を見せてくれました。
哀しみを振り切り猛然と走りゆくかのようで、哀愁を誘いました。
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