ようこそ、多摩湖線へ

Let's go by Tamako Line!

ようこそ、多摩湖線へ。ご乗車ありがとうございます♪

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私の地元を走る「西武鉄道多摩湖線」という私鉄路線をみなさんにご紹介するコーナーです。
多摩湖線は、東京都国分寺市、JR中央線の国分寺駅から出発し、萩山駅など５つの駅を通り、9.2キロを走り抜け終点の西武遊園地駅に至るという短い路線です。
昭和３年に「多摩湖鉄道」というローカル私鉄として走り始めた多摩湖線。その沿線風景は変化に富んでおり、閑静な住宅街を抜け、賑やかな商店街を横目に走り、やがてココロ和む武蔵野の風景が広がります。名前からわかるとおり、現在は関東西部の大手私鉄である西武鉄道の一路線となっています。

国分寺駅はこのあたりです。

こんなことを書いただけではただの雑然とした郊外電車のひとつだと思われてしまうかもしれません。

でも多摩湖線はちょっと違います。
今でも単線のままの線路を、短い４両編成の電車が進みます。途中の小さな駅で反対向き電車を待ち合わせ。またゆっくりと動きだす。線路の脇に咲く小さな花を眺めながら... やがて線路の両側を森にかこまれ、丘を駆け下りたところが終点の町。近くの大きな公園のむこうに「多摩湖」という大きな人造湖が横たわります。多摩湖線はもともと、この多摩湖周辺の観光開発の一環として敷かれた路線なのだそうです。
現在は、駅名が示すとおり遊園地や野球場など、このあたりの丘陵一帯も開発されました。
国分寺駅まで、JR新宿駅から特快ならわずか20分ほど。多摩湖周辺をはじめ、玉川上水や東村山中央公園など、豊かな自然がひろがる多摩湖線沿線は、都心から短時間で楽しめる、最高のお出掛けスポットです。ローカルな雰囲気の電車とともに、気軽な旅気分を味わえるのではと思います。
そんな多摩湖線の魅せる「日常風景」を、沿線に住む私は毎日のように見てきました。しかし、日々が経つにつれ、私はこの何でもない風景が愛おしくなり、記録していきたいと思うようになりました。都心から近くにもこんなに表情豊かで、素晴らしい路線があるんだよ、ということを皆さんに伝えられたら。そんな想いから、こんなホームページを開設しました。
暇を見つけ、だんだんと画像を充実させていきたいと考えています。
このサイトを通じ、ひとつ伝えたいことがあります。それはこんなことです。

日常の世界の中へ、旅に出よう。

春休み、ゴールデンウィーク、夏休みにお盆、冬休み、毎年のように高速道路は大渋滞、飛行機や新幹線はものすごい混雑です。親戚が関東地方ばかりに集まっている状態の私の家族はそんなものとは無縁で、いつもニュースを見て「すごいねぇ」って言ってばかりでした。
しかし、そうとわかっていて出かける人々の気持ちとしては、休みなんだからどこかへでかけて現実逃避したいよ！という気持ちがあるのでしょう。それは、私も少なからずあります。

でも、ちょっと待って。
どうしても遠くまで行かないとだめなの？
みんなが集まる人気スポット以外は面白くないの？

思い出してみてください。あなたの家のある地域の中、通勤ルート上の駅や街、いつもは通過してしまう駅の乗り換え電車にだって、少なからず旅の魅力があるはずです。そうとは考えにくい場合もありますが、気がつけないだけなんじゃないかと思います。
住宅街の中のささやかな緑の涼しさ。電車の車窓に覗く小さな田畑。
商店街の中を威勢よく飛び交う声。いつもの川の堤防からの夕焼け...。

...もったいないと思いませんか？
ひとが旅に出たくなったとき、目的のひとつに「旅先の街で感じる空気、人とのふれあい」などを求めていくのではないでしょうか。そんな思いから、ありふれすぎた地元でもあり、今となってはあまり鉄道好きの話題にのぼらない多摩湖線に注目してみました。
現に、デジカメをもって撮影に行くたび、気づかなかった新しい風景にかならず出会いました。その街のざわめき、歩いてゆく人々、走り抜ける電車の姿が新鮮に映りました。これは本当です。
そう思えたら、しめたものです。極端な話、毎日の通勤・通学までもが「旅」だと思えるんです。
多摩湖線だけでなく、中央線や山手線だっておんなじです。いろんな個性的な街があってこそ、電車が賑わっているのです。

海外や観光地へ行くだけが、休暇ではありません。
日常のなかで小さな旅情を感じられたその日から、
あなたの生活に、きっと彩りが増すことでしょう。

さあ、貴方も多摩湖線に乗って、「日常の旅人」になってください。

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