ワンマン運転
多摩湖線では、1998年8月から国分寺〜萩山間でワンマン運転を実施しています。不景気な昨今、人件費を節約するため、西武鉄道では山口線、多摩川線に続いて3路線目の実施になりました(現在は秩父線でも行っています)。
そんな多摩湖線はどんな感じで運行されているのでしょうか。駅の様子を少し拝見のあと、
電車に乗り込んでちょっと取材してみました。
まずは、少し珍しい「ワンマン」仕様の特別装備品などを。2003年2-5月更新/1・2・3
ワンマン運転のバスなどを見るとミラーがたくさん付いていますね。多摩湖線では
乗客が比較的多く、万全を期すためテレビモニタによる確認を行っています。
このテレビは電車の先頭部の少し先にあり、どうみても車掌さんが見るための
ものではありません。運転士さんが発車直前に見て確認するためです。
電車自体にミラーは付いていません。
非常停止信号。電車へ接触する危険がある場合、ホームにある非常ボタンを押すと
この信号が赤く点滅して、電車に非常停止せよという旨を伝えます。
誰かが線路へ落ちるなど、危険を感じたらホームの非常ボタンを押してあげてください。た、だ、し!イタズラはだめですよ。
電車の運行を無駄に乱すうえ、鉄道営業法により罰せられます。
続いて電車の中へ入りませう。車内で急病人などの非常事態がある場合に使う通報マイク。
ブザーだけでなく運転士さんと直接対話出来ます。これを押したら電車が必ず止まる!!
...とは限りませんので、安心してくださいね(^^;
でも、やはり基本的には運転中に話しかけるのはタブー。あくまでも非常用ですんで。クリックすると拡大します。
マスコンハンドル。車でいうアクセルですな。多摩湖線向けの電車は、走行中マスコンを
常に手で押さえていないと(手を離すと)非常ブレーキがかかるようになっています。
走行中、運転士さんが急に体調悪化した場合でも安全を守るためです。
ドアの開閉スイッチ。あの、棒を上げ下げするタイプ(わかります?)から、
ボタンを押すタイプに替えられました。「乗降放送」のボタンを押すと
「ピンポン♪ ドアが閉まります。ご注意ください」という放送が流れます。
(これは法律かなんかで決まっているようです。開ける時も知らせてもいいのでは...)。
自動で車内放送するための指令ボックス?です。ただいま武蔵大和→西武遊園地を走行中。
ディスプレーにはこんなふうに出ています。種別:普通 _________
では続いて、ワンマン電車に国分寺から乗ってみます。
行先/方向:西武遊園地←国分寺
位置:次は西武遊園地 ____
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